炊くお米の分量を正しく計りましょう。
基本中の基本ですが、意外とおろそかになってませんか?
1回目はたっぷりの水を加え、手早く2〜3回かき回してその水はすぐに捨てましょう。
米をとぐ目的はヌカ臭さをとることです。とぎ始めの米は、大変よく水を吸い込みます。1分もおいてしまうと10%以上の水を吸い込んでしまいます。
1回目の水が少なかったり、その水でいつまでもといでいたりすると、炊いたご飯は当然ヌカ臭くなります。目の細かいざるに米をいれて洗うと、手早くてとても楽です。
新米の場合は1割増し。古くなるにつれて米が乾燥しているので多くて2割増し、が基本です。(米1合に対して水200cc)
夏場で30分。冬場で1時間程度。
吸水させずにすぐ炊き始めると、中に芯のあるごはんができてしまいます。
逆に長時間おいておくと米の外側のでんぷんが溶け出て、水が白く濁ったり、いやなにおいがつくことがありますので注意しましょう。
強火にかけて、沸騰後2分くらいまでそのまま強火。
中火で8分。弱火で15分。
消火後10〜15分は蒸らしましょう。(途中でふたをあけないこと)
米のでんぷんがうまくアルファー化した状態=おいしいご飯、となるわけですが、加熱の時間だけではでんぷんのアルファー化には不十分なのです。
そこで消火後の高温の状態でさらに10〜15分おいておくことが必要です。
このときふたを取ってしまうと、蒸気が逃げてしまうので注意しましょう。
蒸らし終わったらご飯を底の方から全体に混ぜます。
アルファー化の終わった米粒の表面をある程度乾かすことがおいしさを保つ秘訣です。
木の米びつに移す・乾いたふきんをかけることはとても利にかなったものなのです。